事件に韓国のネット掲示板では… 

前出のスタジオ関係者は「バンさんとは初めて会ったので付き合いがあるわけではありませんが、彼女は『誰かに見られてるな』『不審な男がいるな』とか、何かを心配しながら仕事をしてたっていう感じではなく、和やかに仕事を進めていました」と話す。成田空港までパク容疑者を連れてったと警察から聞いたバンさんは安堵していた可能性もある。

警視庁はこの間の対応について「被害者の意向を踏まえ安全確保に向けた措置を講じたと考えている」とメディアにコメント。執拗に戻って来るストーカーにどう対処するかという新たな課題が浮かび上がった形だ。

戦慄の事件現場(撮影/集英社オンライン)
戦慄の事件現場(撮影/集英社オンライン)

一般的によほど凶悪な犯罪の容疑者でない限り、韓国では実名や顔写真が報道で公開されることはない。そのため、日本で同胞女性を殺害したとして逮捕されたパク容疑者の実名や連行中の写真が報じられていることにつき、SNSには韓国のネットユーザーによる

〈犯罪者をすかっと公開する日本がうらやましい〉

とのつぶやきのほか、

〈韓国の男と無事に別れるには移民しなければいけないってことか〉

〈ヨンジュンくん、空港まで警察に送られたのにまた入って刺したのか〉

などの書き込みが多数ある。

交際相手から殴られれば別れたいと思うのは当然だが、これによりパク容疑者の殺意に火がついたのか。徹底した動機の解明が待たれる。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班