「本人には心から反省して罪の償いをしてほしいと思います」

その谷本容疑者はお盆休み明けの出勤日だった22日にまた無断欠勤し、その夜、殺人の容疑者としてテレビに登場することとなった。

「彼は17日から21日に盆休みを取り、実家に帰ると配車係に伝えていたようです。22日に来なかったので緊急連絡先の親戚に連絡したんです。その親戚のかたも電話やLINEをしても反応がなかったようです。

それで夜に妻がテレビを見て同姓同名の人物が逮捕されたと気づき、彼の映像を見て『本人だ』とわかりました。妻は『何やってるんだ』と泣いていましたよ。日付が変わったころに彼の親戚にメッセージを送ると返信がありました」(社長)

逮捕前日に社長が谷本容疑者に送ったメッセージ(社長提供)
逮捕前日に社長が谷本容疑者に送ったメッセージ(社長提供)

その返信には、

〈本当にニュース見てびっくりしました。申し訳ありません。本人には心から反省して罪の償いをしてほしいと思います。片山恵さんのご冥福を真剣に祈らせて頂きます。親切にして頂いた事感謝致します。裏切るような事してしまい言葉もありません。本当に申し訳ありません。〉

と書かれていた。

事件の“再発”をなぜ防げなかったのか。捜査で事件の背景や動機が解明されても、命が失われたことは取り返しがつかない。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班