「デザイン性の高いライフジャケットの製作にも取り組んでいます」
同財団では、ライフジャケットをより身近な「安全のツール」として印象付けるために、さまざまな活動を展開。
「SNSやYouTubeを活用した情報発信」「各地のイベント会場での着用推進活動」に加え、着用や購入へのハードルを下げるための取り組みを行なっている。
「『ライフジャケットレンタルステーション』を通じて、初めて着用する機会を提供し、実際に体験してもらうことにも力を入れています。さらに、より多くの人が『着たくなる』デザイン性の高いライフジャケットの製作にも取り組んでいます。
いっぽうで、キャンペーンなどでは『どこに売っているのか』『何を選べばよいのか』といった問い合わせも多く寄せられます。今後は、用途別の選び方や安全基準をわかりやすく提示する仕組みを整えることで、着用の裾野をさらに広げていきたいと考えています」
「レンタルステーション」で実際に利用した人からは、
「海水浴に行く際にライフジャケットを自宅から持って行かなくてよくなるので、荷物にならずに海で楽しく遊ぶことができる」
「浮き輪を忘れてしまった際にも、安心して海水浴を楽しむことができた」
「無料での貸し出しがありがたい」
「海水浴場を選ぶ際にレンタルステーションがある海水浴場を選ぶようにしている」
といった声が届いていると担当者は話した。
一部の報道によれば、自治体などでもライフジャケットのレンタルを推進する動きが加速しているという。海のレジャーや川遊びが「夏の楽しい思い出」となるのは、安心・安全に楽しめてこそ。子どものみならず、大人もしっかりとライフジャケットを着用した上で、夏を満喫してほしい。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班