「新商売雪屋の巻」(ジャンプ・コミックス第135巻収録)

今回は、中川の会社が経営するスキー場の人工降雪機をもらった両さんが、雪を降らせてひと儲けを企むお話をお届けする。

人工降雪機には、低温の空気中に水を噴霧して雪を生じさせる装置で、圧縮空気を使って水を噴出させるガンタイプと、水もしくは水と空気の混合流体をファンで噴霧するファンタイプがある。

これらにおいては、大気中に噴霧した水が低温により雪に変ずるのだが、細かく砕いた氷を噴射する、気温に影響されずに使用できる人工造雪機(正確には製造しているのは雪ではなく氷)も存在している。

両さんの場合、人工降雪機を飛行船に積み込んで上空から雪を降らせるのだが、残念ながら現実世界ではこのようなマシンは存在していない。

散布する雪の原料である水などをすべて積載して飛行する必要がある点などから、実用化は困難だと思われる。地上に据えられた機械から吹き出すのではなく空から降ってきた方が、より「雪らしい」のだが……。

航空機やロケットからドライアイスやヨウ化銀を雲に撒いて低温化させ、氷晶の発生・成長を計って雨の素にする人工降雨技術が発展すれば、降雪を制御できるようになるかもしれない。

それでは次のページから、両さんがはじめた雪屋商売騒動の顛末をお楽しみください!!