群馬が移住希望地ランキング初の栄冠に

関東の北西部に位置し、人口190万人を抱える群馬県。

草津、伊香保、四万など多くの温泉地を有し、自然に富んだ観光地としても知られているが、都道府県魅力度ランキングでは毎回下位に位置するなど、これまで何かと見下され気味だった群馬県が、ここにきて快進撃を遂げている。

東京・有楽町を拠点に国内最大規模の移住相談窓口を設置しているNPO法人「ふるさと回帰支援センター」が新規移住相談者などを対象におこなった「2024年移住希望地ランキング」で、群馬県が初の全国1位に輝いたのだ。

特に20~30代の若い世代の相談者が増加し、窓口相談者、セミナー参加者の両方から1位を獲得したのも調査開始以来初めてのこと。さらに4年連続1位だった王者・静岡県を抑えての快挙達成に、山本一太・群馬県知事も思わず記者会見で喜びを爆発させた。

「ついに念願を果たすことができました。知事としてこんなにうれしいことはありません。今回のランキングの結果をもとに、群馬県の関心の高まり、勢いと運気を活かし、引き続き移住促進に努めてまいります」

2024年移住希望地ランキング1位に輝いた群馬県(写真/shutterstock、以下同)
2024年移住希望地ランキング1位に輝いた群馬県(写真/shutterstock、以下同)