移住者の本音は…
一体なぜ移住先に群馬を選んだのか。実際に移住した人に話を聞いた。
一昨年、夫と群馬に移住した30代の女性・まりなさん(仮名)は、
「夫とは大学時代のウィンタースポーツのサークルで出会って結婚しました。お互いスノーボードが大好きで、一緒に国内各地の雪山を巡って、夏にはニュージーランドにも滑りに行くほどでした。
国内では都内からアクセスのいい群馬や新潟に滑りに行くことが多かったんですが、行く度にこんな近くに良質な雪山があって羨ましいな~って思ってたんです」(30代女性、以下同)
まりなさんは新卒から都内の出版社に勤めていたが、コロナ禍をきっかけに働き方や生き方を見直すようになり、3年前に独立。夫とも話し合い、将来の子育て環境なども考慮したうえで、群馬県に移住することに決めた。
「朝は家の前の畑仕事を終えたら、車を40分ぐらい走らせて雪山で昼過ぎまでスノボして、午後は近くの喫茶店で受注した仕事をこなすのがルーティーンです。毎日好きなスノボができるうえ、群馬は家賃も物価もとにかく安いのが魅力です。
畑で自炊もできるし、直売所に行けば旬の野菜が安く手に入る。地元の人からおすそ分けももらえるので、ほとんどお金を使いません。都心からアクセスもいいので、両親や友人に気軽に会いに行けるし、何度か群馬の温泉地にも遊びにきてくれました。今のところ移住して寂しいと感じたことはありませんね」
と充実した様子。群馬の移住ライフを満喫しているようだった。