「女だらけの派出所！の巻」（ジャンプ・コミックス第133巻収録）
今回は、中川、麗子、大原部長がそろって休暇を取り、両さんひとりが残された亀有公園前派出所に、助っ人として女性警察官たちが大挙して押し寄せるお話をお届けする。
女性陣のパワーに押され気味だった両さんだが、やがて女の園と化した派出所の空気をまんざらでもないと思いはじめて……!?
葛飾署地域課に属する派出所にやってきたのが、なぜか全員が交通課所属の面々なのはひとまず置くとして、本作で登場する女性警察官のうち、氏名が明らかな者を簡単に紹介しておこう。
擬宝珠纏（ぎぼし・まとい）
両さんの又従兄妹で、超神田寿司を営む擬宝珠家の長女。竹を割ったようなストレートな性格の持ち主。両さんとの結婚を考えたことも!?
磯鷲早矢（いそわし・はや）
京都の名家の令嬢。古風でたおやかな物腰だが芯は強い。生まれ育った環境が特殊なため、いささか天然な一面も持ち合わせている。
乙姫菜々（おとひめ・なな）
交通機動隊の白バイ隊員で乙女な性格。指導教官だった本田と交際している。「愛野神女（あいの・みこ）」のペンネームで少女漫画家としても活動中。
早乙女リカ（さおとめ・リカ）
ミニパトで派出所にやってきた警察官のひとり。署の女性警察官たちの姉御的な存在で、普段は両さんとは犬猿の仲なのだが……？
小栗愛美（おぐり・まなみ）
両さんを邪険にしている女性署員のひとり。早乙女とコンビを組んで交通指導や取り締まりをすることが多い。
同僚たちが夏季休暇中なのに自分だけ出勤……という方がいたら、本作を読んで理想の職場を妄想しつつ、仕事に励んでいただきたい。
なお本作には、続編「両さんの長い一日…の巻」（ジャンプ・コミックス第133巻収録）が存在する。本作に続いて女性陣が勤務する、かしましい派出所の様子が描かれている。
それでは次のページから、中川たちの休暇によって「女の園」と化した亀有公園前派出所での騒動をお楽しみください!!
