先生が「心配ない。大丈夫だから」と言ってくれて
6年生の女児はこう話した。
「3時限目は算数の授業中で、今日は11時から火事の避難訓練をやる予定だったので、そろそろかなって思っていたんだけど、その放送がなくて11時10分くらいに『不審者がいる』って先生が教えてくれて、それで先生が教室のドアを全部閉めて鍵をかけて、みんなで教室の真ん中で固まって過ごしていました。
泣いてる子とかもいて、私も本当に怖かったです。不審者の姿も見なかったし声も聞かなかったけど、廊下から足音がしていたのは覚えています。教室の中では先生が『心配ない。大丈夫だから』と言ってくれて、たまに教室の外の様子を見に行ったりしていました。私たちの教室ではやらなかったけど、ドアの前に机を置いたりして不審者が中に入って来れないようにしてた教室もあったみたいです。
その後、不審者の人は逮捕されたと放送されて、パパとママが迎えにくるのを待っていました。迎えに来てくれた人から帰りました。(パパとママに)会えたときは、安心しました。今まで学校に不審者の人とか入ってきたというのはなかったから本当に怖かったです」(6年生・女児)
保護者たちも心配そうな表情でこう語った。
「私も報道以上のことはわからないのですが、とにかく子どもにケガがなかったのでホッとしています。私は学校から迎えにくるようにというメールが来て、それで来ただけで詳しいことは聞いていません。ただ、これまで特定の保護者と学校がトラブルになっているようなことは聞いたことがありませんね」(1年生児童の母親)
「ウチはメールの登録がされてなくて、電話で連絡を受けました。その前にニュースを見ていたので、事件だというのはすぐにわかり、飛んで迎えに来たという感じです。家に置いてあった娘の携帯のLINEの通知がすごい来てて、心配なのもあって確認したのですが、娘のグループLINEを確認すると、そこには男の人の怒鳴り声が聞こえたなどと書かれていました。
娘にケガもありませんでしたし、ホッとしています。今のところは説明会の予定や今後のことについて説明は受けていません。校内で何かトラブルがあるとかそういうことは今までなかったのですが……。怖いですよね……」(6年生と5年生児童の母親)