酒瓶は緑色の焼酎のビンで…
同市教委の指導課長は会見でこう述べた。
「保護者と思しき女性と2年1組の担任が本日9時15分より職員室の隣の会議室で面談をしておりました。『思しき』というのは担任からまだ確認をとれていない状況だからです。面談後に女性が男性2人を連れて学校に来たようですが、校内に侵入した際は(男性2人は)女性と一緒にいませんでした。
1人は酒瓶らしき瓶を持っていたので酔っていたと思われますが、そこは推測です。2人が2年1組に侵入してきたため担任は子どもたちを避難させ、応対しました。体育館に向かって逃げる子どもたちを見た副校長や教職員が2年1組にかけつけ、担任から男性を引き離しました。
担任は職員室に移動し、中から施錠しました。男性2人は廊下にいる状態です。その間に警察に通報しました。その後、職員室のドアの窓ガラスを男性が割って職員室の中に入ってきました。男性2人は校長や教職員らの呼びかけに応じて会議室に入ったため、そこで男性を取り押さえました。説明会や今後のことについては校長も今まだ病院に行っておりますし、戻ってきてから決めていくことになります」
社会部記者が補足する。
「酒瓶は角張った緑色の焼酎ビンだったといいます。事件の発端は同性の子ども同士のトラブルだと母親は主張。いっぽう同級生の保護者たちは、認識の違いはあるかもしれないが『イジメなど子ども同士のトラブルがあったという話は聞いたことがなかった』とみな話している」
人騒がせではすまない白昼の学舎での愚行。容疑者2人は厳しい取り調べを受け、“依頼主”の女性も追及を受けることになるだろう。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班