『不適切にもほどがある!』の効果で客増?
だが、組合としては商店街の現状をそこまで悲観的には考えていないという。
「この商店街には定期的に新しい店ができているし、世代交代は少しずつできていると思っています。ドラマの撮影地になったことで、たくさんの人が訪れてくれたこともありました。
ドラマの撮影用に場所や店を貸せば、それで大きな金額も入るので、アーケードの維持費などを賄うこともできます。だからまあ、この商店街もまだまだ捨てたもんじゃないぞ……ってね。商店街のみなさんの団結力も強いですから」(同・担当者)
たとえ店の灯が一つ消えても、また新たな灯が一つ点く。佐竹商店街はこれからも時代に寄り添いながら続いていってくれるはずだ。
取材・文・撮影/ライター神山