「突撃!クレーンゲームの巻」(ジャンプ・コミックス73巻収録)

今回は、人間がクレーンになって景品をつかみ取りするテレビ番組に両さんが出演するお話をお届けする。

かつてのバラエティー番組には、クイズをはじめとしたさまざまな競技に視聴者が参加して景品獲得を狙う、いわゆる「ゲーム番組」が数多く見受けられた。

また、1980年代後半に大ヒットした『風雲!たけし城』などの大がかりなアトラクション型バラエティーが大ヒットすると、『こち亀』でも巨大な施設で生身の人間がゲームの駒のように動き回り競い合うエピソードが何本も描かれた。

本作では、景品をキャッチするのは機械式のアームではなく、参加者の両腕だ。どれだけたくさんの景品を手に入れられるのかは、参加者の技術と体力、そして何よりも欲深さにかかっている。両さんは持ち前の欲深さで、生身の人間には不可能なはずの奇跡を起こす……。

『こち亀』のおもしろさを示すのによく挙げられる、伝説級のシーンが登場するので、お楽しみに。

なお本作の続編にあたる「クレーンゲーム チャンピオン大会の巻」(ジャンプ・コミックス74巻収録)では、賞品の豪華さ、競技の難易度とも大幅にスケールアップ! こちらもぜひ読んでみてほしい。

「クレーンゲーム チャンピオン大会の巻」より。ピラニアが放たれた水槽に……。これはまだまだ序の口!
「クレーンゲーム チャンピオン大会の巻」より。ピラニアが放たれた水槽に……。これはまだまだ序の口!

それでは次のページから、両さんが身体能力の高さと強欲さをフルに発揮して挑む大勝負をお楽しみください!!