『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』は冒頭の言葉が『スーダラ節』に…
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドは、1974年の暮れにリリースした『スモーキン・ブギ』がヒット。続く『カッコマン・ブギ』のB面曲だった『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』も、曲中のセリフ「あんた、あの娘のなんなのさ」が流行語になるほど大ヒットして一世を風靡した。
リーダーで作曲家でもある宇崎竜童が歌詞をもらって困ったのは、この『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』の1回だけだったという。
「一寸(ちょっと)前なら覚えちゃいるが」という冒頭の言葉にメロディをつけようと思っても、「ちょいと一杯のつもりで飲んで~」と始まるナンセンス・ソング、クレージーキャッツの『スーダラ節』になってしまう。
すっかり困ったあげく、ギターを8ビートで刻みながら歌詞を喋ってみると、「あんた、あの娘の何なのさ」というパートを台詞にするアイデアが浮かんだ。続いて「港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ」のパートも、メロディーが出来てきた。














