「あんまり考えたことないんで、よく分からないです」原宿の若者たち
約1時間半のデモ行進の間には、農家の“本音”がこぼれ出し、「農家を守ろう」のコールが「農家に嫁を」「農家に婿を」「農家に金を」と次々とシュプレヒコールが“進化”する一幕も。
こうしたデモ行進に、部活帰り風の中学生の団体は「おコメを食べよう」「おにぎり食べよう」とみんなで笑い合い、一見コワモテ風のストリートファッションの男性グループは「トラクター実家にあったわ」と笑顔を弾けさせていた。
信号待ちの若者たちもトラクターが東京の車道を走っているのが珍しいのか、スマホを向けて撮影していた。
原宿で取材に応じてくれた若者たちは、こんな反応だった。
「野菜とかコメとかが高くなったって母親が言っているのはよく聞きますけど、あんまり自分はよく分からないです。『ご飯お替り自由』だった定食屋とかが『ごはんお替り一杯まで』とかになって、なんとなくコメが手に入らなくなったんだろうなとは思いましたが、野菜はよくわからないです。農家の生活がキツいっていうのも記者さんに今言われるまであんまり考えたことないんで、よく分からないです」(20代男性)
「私はですけど、(デモについて)正直うるさいなとしか思わないというか……。あと、ああやって大きな声で何とかかんとか言うのに何か効果あるのかなと思ってしまいますし。それこそSNSとか使ってやったほうがいい気がしますけど。
みんなスマホで写真撮っている? たしかにとりあえず珍しいから撮っておこうって感じで拡散されるから意外と意味があるのかも。そもそもあれ何のデモなんですか? 農家? 私はあまり分からないです。でも、『百姓』って言い方はなんかいい感じですね」(20代女性)
後半の♯13ではデモ参加者のさまざまな声を紹介する。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班