何千万円か損していることも…
——おふたりを見ていると、互いへのリスペクトをすごく感じます。
あや 自分にないものを持っている人なので、とても尊敬しています。
以前、PR案件を受けた際に、途中でやり方が強引に感じるところがあったので、クライアントに「正しい方法でやりたい」と意見したんです。そうしたら「それでは報酬は払えません」と言われてしまった。
困り果てて夫に相談すると、クライアントに相手のメリットも提示しながら順序立てて話をしてくれて、互いが納得のいく形におさめてくれました。
とっさに会話を録音していて、抜かりもなかったし。私は、正論だけ突きつけてケンカのようになってしまうのですが、ツバちゃんは揉めごとを着地させるのがとても上手です。
翼 私は、ミュージシャンの衣装などをデザインする仕事を主軸に、彼らのマネジメントもしているためトラブルには慣れているんです。
——上手くいかず、そういった案件で以前は泣き寝入りもあったのでは?
あや たくさんあります。相手の言い分を呑むことになり何千万円か損していると思います。
翼 あやは商品をよりよく見せたり、PRが上手。そうした突出している部分がある反面、相手の会社側と折り合いをつけるのが得意ではない。それは、弊社で仕事をしているタレントたちも同様のところがあるので、クライアントが一人増えたような感じです。
一方で、僕もあやに助けられています。実は、デジタル機器が苦手でなにもできないんです。スマホでの会員登録もできないし、カードの番号も信頼している部下にすべて管理をお願いしているほどです。
ブログの設定も全部あやがやってくれましたし、日々のブログ執筆も本当は文字を大きくしたり、色を変えたいんですが、使い方がわからなくて…(笑)。
——互いの凸凹を補い合えるご夫婦ですが、馴れ初めが気になります。
あや 娘もほとんど自立して、再々婚を考え始めた頃に共通の友人が「あやさんに合いそうな人がいる」と言って紹介してくれました。
私は、見た目で好意を抱くことはなく、信頼できる行動や自分にないものを持っているか、ということを重視していました。
でも、かつて“ギャル男”の男性が身近に一人もおらず、ツバちゃんは未知の生物…第一印象は「チャラそうだな」で、決していいものではありせんでした。
翼 僕は最初に会ったときから好意的な印象でしたが、LINEをしてもあまり返信がない。さらに送るようなことはしないので、なかなか進展はなかった。