「また怪文書をつくっているのか!」
立花氏の発信のもととなった2人の県議の言動に対し県職員は、「これほど卑怯なことをしておいて、よくも今まで県議を続けられたと思います。党の除名とか離党勧告なんか当人には痛くもかゆくもないでしょう。県議会として辞職勧告決議をして社会的責任を取らせるべきです」と憤る。
実際、岸口氏は怪文書を渡した動機や経緯の説明を拒み、増山氏はルール違反をしたことは陳謝しながらも“県民が知るべき情報”を提供したことは反省することではない、と説明している。
岸口氏は「維新の考え方等々については私も方向性は全く同じ。残る任期、しっかりとこの政策については、外からになりますけれども、一生懸命応援をしていきたい」とも述べた。維新の県議団を離るだけでこれまでと同様の政治活動を議会で行なっていくとの表明だ。
「2、3日前までは維新から、除名は増山氏で、岸口氏は離党勧告、との処分案が流されていました。しかしふたを開けると2人の処遇は“逆転”しました。
理由についてさまざなな憶測が飛んでいますが、除名でも離党勧告でも、2人も維新も大して痛くはない。そもそも増山氏は2月23日には離党届をすでに出しており、その人物に離党を勧告する意味が分かりません」(フリージャーナリスト)
2人をめぐる騒ぎはまだまだ続く。
「岸口氏は2月27日の県議会本会議中に何やらパソコンで打ち込んでおり、その画面を在阪局のMBSがカメラに捉えたんです。パソコンの画面には“黒幕”“プライバシー情報”“日記形式のクーデター”などの文字があり、地元では『また怪文書をつくっているのか!』との声も出ました。MBS記者に詰められた岸口氏は『いろいろ思うことを…。いや別件で、県政課題についてです』と慌てふためいていました」(地元県政関係者)