「ここじゃ斬ったときに血しぶきがするから並べ」
そして、「多数所持する武器類」から、日本刀を持ちだし、店長らの前で鞘から抜いた抜き身をさらして何度も振り下ろしながら、こう言い放ったという。
「ここじゃ斬ったときに血しぶきがするから並べ」
「血を流せるように水を撒いておく」
「本多被告は従業員に指詰めを迫ったり、『殺し屋を返り討ちにした』と吹聴しながら、『服従しないなら殺す』と脅したりもしていた。あらゆる手段で恐怖心を植え付け、一種の洗脳のような状態にして従業員たちを支配下に置いていた。
さらに、性的暴行の被害にあった女性従業員とは一緒に風呂に入っている場面やキスをする様子なども撮影していた。こうした写真をほかの女性従業員に見せつけて『同じように言うことに従わなければいけない』と思わせていたようです。
公判では証拠としてこの写真を持ち出して被害者と『親密な関係にあった』と主張しており、性的行為を強要した事実を隠すための材料にしようとしていたフシもある。残忍さとともに狡猾さも際立っていると言えます」(前出の記者)
獣欲のおもむくままに無軌道な犯罪を繰り返した本多被告に司法はどんな裁きを下すのか。注目の判決は25日に言い渡される。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班