「あま〜い誘惑の巻」(ジャンプ・コミックス139巻収録)

今回は、両さんが売り出した妙なチョコレートが、なぜか世間で大流行してしまう話をお届けする。

事の発端は、両さんが一攫千金をねらって高級チョコレートの偽造品をこしらえたこと。それが発覚したことで、余った材料の使い道を考えるうちに、オリジナルの新製品を開発する運びとなるわけだ。偽物など作らず最初からそうすればよいのに……とも思うが、そこは金の亡者たる両さんのこと。まずは確実に儲かる手段を選ぶわけだ。

ちなみに本作で両さんが試作する変わり種チョコの中に、チョコでコートした餃子が登場する。両さんいわく「とっても微妙な味」とのことだが、チョコと餃子の組み合わせは、「餃子屋両さんの巻」(ジャンプ・コミックス174巻収録)で再登場しているし、現実の世界でも複数のメーカーで製品化されている。

ただしそれらの多くは餃子にチョコレートをかけているわけではないようで、餃子の皮をクレープの生地や饅頭の皮のように使い、クリームやフルーツ、餡の代わりにチョコレートを詰めている品が多い。

「餃子屋両さんの巻」より。パフェのような状態のチョコレート餃子が、本当にあるメニューのひとつとして紹介されている
「餃子屋両さんの巻」より。パフェのような状態のチョコレート餃子が、本当にあるメニューのひとつとして紹介されている

それでは次のページから、両さんが贈る変わり種チョコの数々をご堪能ください!!