アネゴ肌だった「ゆかちー」

今村容疑者が半年前まで2、3年の間、足繁く通っていた飲食店の店舗責任者が証言する。お店では「由香理」の名前をもじった「ゆかちー」の愛称で知られた存在だったという。

「練馬に近い人が飲み友達として集まろうという目的で始められたLINEのオープンチャットがあり、彼女はそこで『ゆかちー』と呼ばれていて、そこのメンバーとウチの店に来るようになったんです。

まだゆかちーさんが江古田支店にいるころで、後から『練馬支店に移ったから通いやすくなった』なんて言っていました。チャットには100人近く入っていて、その中で集まれる人が来るという感じで、多い時は15人ぐらいで飲みにきたこともありました。彼女が三菱UFJの行員というのは俺も聞いていたし、そのオープンチャットの人達も知っていました」

飲みの席では“アネゴ肌”だったという今村容疑者
飲みの席では“アネゴ肌”だったという今村容疑者
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今村容疑者は、きれいな飲み方をする酒豪だったという。

「週末が多かったけど、最初のころは週2回のペースで飲みに来ていました。お酒は好きで、酒豪と言えば酒豪です。ハイボールがほとんどで、テキーラを飲むこともありました。

酒量は多かったけど、暴れたり道端で寝こむようなことはなかった。ハイボールを6、7杯飲んだあたりから呂律が怪しくなって、カウンター席につっぷして寝てしまうことはありましたが、基本的には周囲を不快にさせる飲み方ではなく、明るく楽しく飲むタイプの方でしたね。

オープンチャットの人達は30代の方が多かったので、ゆかちーさんはアネゴ的な立ち位置で、周囲に話題を振ったり気を遣える一面もあったので、みんなから親しまれていましたよ」