「要注意振込め詐欺の巻」(ジャンプ・コミックス167巻収録)

今回は、両さんや部長が相次いで詐欺行為に引っかかってしまうお話をお届けする。

「振り込め詐欺」とは、被害者を電話、メール、古くは電報などを使って騙して信用させ、振込みや手渡しなどで金品を奪う特殊詐欺を指す。

なりすまし詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金等詐欺をまとめて示す特殊詐欺の名称として、2004年に警察庁が決定した。もともとは「オレオレ詐欺」などと呼ばれていた。これは、親族や知人を騙った電話を「オレオレ」とかけて金品を奪うためである。

近年では警察や銀行などを騙った手口や、自宅を訪ねてきての善意を装ったリフォーム詐欺などが爆発的に増加している。また、電話で被害者をだます役、自宅に現金等を受け取りに行く役……といった役割分担による犯罪の組織化、「闇バイト」による詐欺の下請け化なども見受けられる。

さらには、犯罪拠点やターゲットの情報を収集・供給したり、犯罪用口座を都合するビジネスが存在したりしている……。

くれぐれも注意したい、今日この頃なのだ。

それでは次のページから、大規模な振り込め詐欺をめぐっての騒動をお楽しみください!!