「両さんメモリアル」(ジャンプ・コミックス69巻収録)
今回は、両さんが作中で読者に別れを告げて『こち亀』の歴史に幕を閉じた、記念すべき最終回をお届けする。
両さんの生誕からの半生を紹介する本作が発表されたのは、「週刊少年ジャンプ」1990年17号。ということは……なのだが、まあここはひとつ、だまされたと思って黙って読み進めてみてほしい。
ちなみに、2016年には40年間にわたる週刊連載に終止符を打った「40周年だよ全員集合の巻」(ジャンプ・コミックス200巻収録)が発表された。
また、同年夏から開催された「こち亀展」会場では、描きおろしエピソード「想い出の巻」(ジャンプ・コミックス201巻収録)の展示が行われた。両さんが不在の派出所で、中川たちが両さんとの思い出の数々に思いを馳せるこのエピソードを、「真『こち亀』最終回」と称するファンもいるようだ。
しかし……『こち亀』は現在でも描かれ続けている。先月は『超巡!超条先輩』(作:沼駿)とのコラボ作が「週刊少年ジャンプ」に掲載されたばかりだし、3月には葛飾区亀有に『こち亀』の殿堂「こち亀記念館」がオープンする。ますます盛り上がるに違いない『こち亀』に注目だ!!
それでは次のページから、リアルタイム読者に大きな衝撃を与えたお話をお楽しみください!!