2025年は「タワマンバブル」のターニングポイント?
2025年が「タワマンバブル」のターニングポイントになるとはどういうことか。
ポイントは、1月24日に0.25%から0.5%に引き上げることが決定した、日銀による金利上昇政策だ。金利が上がれば、企業や個人は資金を調達しづらくなり、景気の過熱が抑えられる。すると、これまでほどタワーマンションの価値は上昇しなくなる。
「投資はムードが大事なのですが、金利が上がることによってタワマン投資へのムードが冷めると思います。プロの投資家ほど早く手を引いて、今回のバブルに乗じてマンションを買った個人が最後は取り残されてしまう可能性があります」(牧野知弘氏、以下同)
パワーカップルを苦しめる金利の上昇と物価高
中でも危ないと牧野氏が考えているのが、世帯年収1500万円〜2000万円で、いわゆる「勝ち組」的な存在として世間からイメージされている「パワーカップル」だ。