『ダウンタウンチャンネル(仮)』の将来

週刊文春を訴え、“裁判に注力する”という理由から、芸能活動を止めていた松本。2024年11月8日には双方合意のもとで松本側が訴えを取り下げ、これから本格的に活動がスタートするかと思われたが、そのようにはならなかった。

毎年審査員をしているM-1グランプリにも登場することはなく、結局、2024年いっぱいは活動が止まったままであった。

そんな中で12月25日に、Yahoo!ニュースにて、松本をインタビューした独占記事が公開された。

記事の中で松本は、家族、相方、後輩、吉本興業、そして応援しているファンにまずお詫びをし、裁判が想定よりも長引いたことが訴えを取り下げる一つの要因になったと話す。

ダウンタウンの今後のゆくえは(写真/共同通信社)
ダウンタウンの今後のゆくえは(写真/共同通信社)

そして今後の活動については、『ダウンタウンチャンネル(仮)』という独自のプラットフォームを制作する予定だと示唆。〈すでに実際に会議もしていますし、来春あたりにスタートしたい。週に何本か見てもらえる番組も作りたいと思っていますし、お笑いをする松本人志を見る場としてはここが最初になると思います〉と明かした。

テレビではなく独自のプラットフォームを選んだ理由については、〈テレビへの決別だとか、反テレビだとか、そういうものではない〉ときっぱり明言しているが、今回の騒動がなくとも、松本がいつかテレビから離れるのは時間の問題だったとテレビ局関係者は話す。

「松本さんがテレビを愛していることは事実ですが、それと同時に限界を感じていることも確かでした。今回の騒動でも松本さんは復帰したいし、制作陣も松本さんを出したいけど、世間の顔色をうかがうスポンサーからNGをつきつけられ、地上波復帰できないという状況になりましたからね。

松本さんがテレビのお笑いに限界を感じているのは、ここ数年に始まったことではありません。1998年から1999年にかけても、テレビ用ではなく映像作品として『HITOSI MATUMOTO VISUALBUM』をリリースするなど、テレビではない場所でのお笑いの表現を模索してきました」(テレビ局関係者、以下同)