高校まではバレエ少女
――現在は大行列ができる人気タピオカドリンク店「ベビタピトーキョー原宿店」(ベビタピ)でカウンタースタッフとして勤務し、“原宿系インフルエンサー”としての一面も持つののちさん。原宿系に興味を持ち始めたのはいつからですか?
ののち(以下同) 小学6年生のときから原宿が大好きになり、毎週土日は片道2時間以上かけて茨城県のド田舎から通っていました。
3歳からバレリーナを夢見てクラシックバレエをやっていて、小学校5、6年生の頃にはオーストラリアとアメリカにバレエ留学へ行っていたんです。留学から帰って来た頃、「ぺこ&りゅうちぇる」が流行っていて、その影響で原宿系が大好きになりました。
大学生になってからカップルチャンネルを始めたのは、「ぺこ&りゅうちぇる」に憧れていたからというものあります。
――バレエは何歳まで続けていましたか?
高校3年生まで続けていたので、15年間やっていました。身長が小さくてバレリーナになれないから高校に入ってからは趣味でやっていました。
――小中学生時代は学校でどんなキャラでしたか?
友達がいなくていつも一人でした。放課後、毎日のようにバレエのレッスンがあったので、遊びに行ったことはほとんどありませんでした。一人が好きで、友達からの遊びの誘いも毎回断っていたから、周りに馴染めなかったですね。
――高校に入ってからはどうでしたか?
高校は東大に進学する子がいっぱいいるようなバリバリの進学校で、みんなまじめに制服を着ている中、私だけ制服をめちゃくちゃアレンジしていたので浮いていました。
ネクタイピンを大量につけたり、巨大な透明のリュックにぬいぐるみだけ入れて学校に持って行ったりしていたので、まわりからは「あの子変わっているよね」って感じの目で見られていました。今考えると友達ができなかったのも納得ですね (笑) 。
――学生時代、まわりと馴染めず辛かったことはありますか?
高校時代はダンス部に入っていたんですけど、誰かの悪口を言われたときに「そうだよね」って言わないと仲間に入れてもらえなくて……。
私はそれがすごく嫌で、「そんなことないよ」「いいところもあるじゃん」って返していたら、気がついたら一人になっていて、今度は私がみんなから悪口を言われるようになりました。
それが原因で居づらくなっちゃって、高2の冬に部活を辞めました。その経験がトラウマで、今でも大学で友達はいらないって思っています。友達としゃべるのに嘘をつかなきゃいけないのが疲れる。