配慮しながらも魅力を損なわないデザインに
今回のリメイクによって改めて海外にアピールするうえでは、世界的な基準に基づいた変更が必要になってくるわけだ。
「しかし、ただ性的な要素を減らしただけでは国内ファンから不満が出てくるのは当然です。ゆえに、デザインを考慮しつつ配慮する必要があります。よい例が、世界的に大人気の対戦アクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』です。
この作品には、『ゼノブレイド2』の「ヒカリ」というキャラクターが出ていますが、こちらは元のデザインよりも露出度が落ちているものの、ただ露出を抑えるのではなく、それに応じて衣装デザインをかわいらしく変更したためか、ユーザーからの不満は少ないように見えます。このように、ただ配慮するだけでなく、おもしろさ・魅力を損なわないように変更を加えることがベターだと考えられます」
そうそう!『スマブラSP』には、「ゼノブレイド」シリーズのいろんなキャラクターが「スピリッツ」として参加してますも!
— ゼノブレイド総合 (@XenobladeJP) December 1, 2018
ヒカリは、本編と少しだけ印象の違う、『スマブラSP』仕様のコスチュームで登場!ぜひ味方につけてほしいも!#スマブラカウントダウン pic.twitter.com/kzqXxMMK8i
いまや、フィクションのキャラまでもTPOをわきまえるようになっている。多様性とTPOのバランスをとることが、世界に進出するための大きなカギになっていきそうだ。
取材・文/集英社オンライン編集部