「妻たちは避妊しないことを嫌がらないんです」
−−−渡部さんは「一夫多妻のヒモ男」を公言されていますが、誰かの扶養に入っているということですか?
渡部竜太さん(以下同)いえ、扶養には入っていませんし、誰とも籍は入れていません。妻たちとは、事実婚という形をとっています。
−−−過去に入籍されたことはありますか?
一度だけあります。19歳のときに、同い年の女性と法律婚しました。子どもができたことで、自動的に入籍・結婚した感じですね。そのときの子どもが、僕の第1子です。
高校を中退してからずっとアルバイトをしていたんですが、結婚するなら正社員にならなきゃいけないみたいな空気があったので、とりあえず就職して、カメラの製造工場で1年半働いていました。
そのときの妻とは結婚して2年くらいで離婚したんですけど、理由はあんまり覚えてないですね。浮気したとかそういうのではないです。今思うと、お金がなかったからかな。低収入だったので。
離婚してから30歳でマインドチェンジするまでは「二度と結婚したくないし、子どもはお金がかかって大変だから欲しくない」と思っていました。
−−−また入籍したいと思うことはありますか?
いえ、まったく思わないです。今後も事実婚としての関係を続ける予定です。
−−−子どもは欲しくないと思っていた時期があった渡部さんですが、現在は2人の子どもと一緒に暮らしています。ここには、どういった心境の変化があったんですか?
今は妻たちが稼いできてくれるので、経済的な不安が解消されたからです。
−−−今の夫人たちと子どもをつくろうと思った経緯は?
妻たちとは、了承を得たうえで、避妊せずに性行為をしています。子どもをつくることについての話し合いとかはありませんでしたが、妻たちは避妊しないことを嫌がらないので、言葉なしで誓い合っている、といった感じですね。
−−−妊娠してから産んでもらうという決断に至るまでに、葛藤はありましたか?
ないですね。僕も妻たちも、堕胎するという選択肢は今までなかったです。妊娠したとわかったときは、シンプルにうれしかったです。