一人一タブレットはもう普通。学校に広がるDX化
私立の多くの学校では、DX化がすごいスピードで進んでおり、小学校ですら、タブレットが使用されています。
一人一台タブレットが支給される学校も増えてきました。動画を用いることでわかりやすく説明したり、資料やプリント類をダウンロードさせたりと、授業で使用するのはもちろんのこと、宿題もタブレットでやりとりします。
また、ある私立中学校では、教師も参加するクラスのチャットが設けられ、子どもたちは、そこで勉強を教え合ったり、ときには愚痴をこぼし合ったりしています。
学校を欠席している子どもにも、タブレットを使うことでコンタクトがとれますし、教師の目が届いているため、問題も起きにくいようです。
もちろん、最初はタブレットを使いこなせない子もいるものの、やがてみんな教師の技量を凌いでいきます。「教えるほうも大変そうだな」と同情心すら湧きますが、これも「AI時代に生き残れよ」という学校側のメッセージなのではないかと思っています。自ら新しい壁を越えていかねばならないということでしょう。
ましてや高校生ともなれば、さらにDX化は進みます。
そもそも、今の高校生向けの問題集や参考書は、スマートフォンを持っている前提でつくられています。色や動く図形を使うものや、文字だけで説明するのが困難なものに関しては、QRコードが添付されており、それを読み込むと動画で説明してくれるのです。
ただし、学習の広がりを考えれば、スマホよりもiPadなどのタブレットやパソコンの使用が望まれます。その点、これらの機器を保護者負担で持たせることもできる学校を選べば、さらに先を行くことができるわけです。