タピオカを買いに行ったらスカウトされた
ーー「egg」モデルになったことが、鈴木さんの人生のターニングポイントになっていると。
私の人生の中で、最大の出来事だと思いますね。あと60年くらいで死ぬかもしれませんが、『egg』モデルになれたのは、宝くじに当選したくらいラッキーなこと。
ーーそもそもモデルになったきっかけは何だったのでしょうか?
16歳のときに、「SHIBUYA109」にタピオカを買いに行ったらスカウトされたんです。SHIBUYA109の中に当時「SBY」という飲食店があったんですが、そこがギャルサーとか渋谷に精通している人が働いていて、いわゆる「ギャルの聖地」だったんですよ。ギャルを見つけたら、ギャルサーかモデルとしてスカウトする、みたいな。
私はそういう場所と知らずに、たまたまSBYに立ち寄ったときに、「『egg』が復活したんだけど、あなためっちゃギャルだから、モデルやってみない?」と声をかけられたんです。
ーー親御さんに相談はしましたか?
当時はとにかく刺激が欲しかったので、速攻OKしましたね。『egg』がどういう媒体なのかも全然知らないのに(笑)。実はモデルになること自体、誰にも言っていなかったんですよ。うちにはご飯を食べながら、今日あったことを話すみたいな会話がなかったですし、お互い干渉するってこともなかった。
母からは「お前、最近東京行ってない? 悪いことしてない?」ってよく聞かれてました(笑)。その後、母は働いているお店のキャストさんから、「あなたの娘、モデルやってない?」と言われて、そのことを知ったみたいです。