「日焼け止め禁止」に対する保護者のリアルな声は?
では、親側の意見はどうだろうか? タワーマンションが立ち並ぶ、二子玉川駅周辺で小学生の子を持つ保護者100人を対象に街頭アンケートを行い、学校の実態を聞いてみた。
結果として、「プールの授業で日焼け止めが禁止されている」と答えた人はわずか18人で、「禁止されていない」と答えた人は82人。禁止されていない学校が圧倒的に多いということがわかった。
まずは、プールの授業で日焼け止めの使用を禁止されている保護者の意見をいくつか紹介しよう。
●30代専業主婦・小3女子の母親
「紫外線によって、肌が炎症を起こすリスクもあるので、早く許可されることを祈っています。肌が弱い子の親は学校に内緒で毎朝、日焼け止めを塗ってから登校させているとママ友が言っていました」
●30代パート・小4女子の母親
「日差しが強いこの時期、日焼け止めを塗らせてもらえないのは心配ですね。でも、学校が定めたルールだから仕方ないかなぁと思います。水泳の授業のときは上にラッシュガードを着ているので、身体が焼けることはないです。
でも、毎年プールの時期になると、顔は日焼けで真っ黒になります。ゴーグルの跡が顔にくっきりとついていて、可哀想になりました」
●30代パート・小4男子の母親
「私のママ友は、日焼け止めが禁止されていることに対して、学校にクレームを入れていましたよ。私も耐水性がある日焼け止めであれば許可してもいいのでは?と思うので、そう言いたくなる気持ちもわかります。
紫外線を浴び続けると将来、皮膚ガンになるリスクが高くなると聞いたことがあるので心配ですね」