バンカーショットは回転ではなく手首が主役

バンカーではクラブヘッドをビュンと走らせるように、手首の振り子を主体として打ちます。

通常のショットでは、左腕が地面と平行になるポジションまで手首は曲げませんが、バンカーでは、構えた位置から手首を使いながらクラブを上げていきます。そうすれば、コックの角度が大きくなり、手首を目一杯使えます。そして、インパクトに間に合うようにコックを早めに解くことも大切です。

普段は回転量を大きくすることでヘッドスピードを上げますが、バンカーでは手首の動きが主役になります。そのため、手首だけを使って打つ感覚で正解です。

しかし、体を完全に止めてしまうと十分なスピードを得られないので、手首の動きと共に体も回して打ちましょう。

POINT:振り幅は打ちたい距離の2〜3倍
バンカーショットはボールではなく砂を打つ。その抵抗に負けないように、打ちたい距離の2~3倍くらい振り幅を大きくする。硬めの砂なら2倍、柔らかい砂の場合は3倍が目安となる

『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』より
『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』より
すべての画像を見る

NG:手首を固めて打つ
手首を使わずに打つと、ヘッドが走らず砂の抵抗に負けやすい。しかし、砂がほとんどなく地面がとても固い時は、アプローチと同じようにクリーンにボールを打つのもアリだ

『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』より
『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』より