若者のLUNA SEAファン「SLAVE学園」

昨年、X上のファン界隈をにぎわせたのが「高校生SLAVE」という聞きなれない言葉。LUNA SEAはファンのことを「SLAVE(スレイブ)」と呼び、オフィシャルファンクラブの名前も「SLAVE」となっている。しかし「高校生SLAVE」とはいったいどういうことか。

実はLUNA SEAを愛する若者のファンたちが、「高校生SLAVE」「SLAVE学園」と称して集まっているのだ。35年も活動をしているだけあって、ファンの年齢層もそれに比例して高まっていたLUNA SEAだけに、今改めて若者ファンがこうして集まってSNSで発信していることは大きな話題を呼んだ。

ライブ会場でジャンプするSLAVE学園のメンバーたち(TAKUYAさん@TAKUYASLAVE0503提供)
ライブ会場でジャンプするSLAVE学園のメンバーたち(TAKUYAさん@TAKUYASLAVE0503提供)
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SLAVE学園は昨年5月、東京都調布市の武蔵野の森スポーツプラザで行なわれたライブ「THE BEST OF LUNA SEA2023」にて、高校生のTAKUYAさん(@TAKUYASLAVE0503)ともう一人同名のTAKUYAさんとで、「僕ら以外の若いSLAVEとも交流したい!」「若いSLAVE同士で交流しやすい環境・関係を作りたい」との想いから発足。そこから数がどんどん増えていき、現在では26人の所帯に。年齢層は、下は中学生から上は20歳前後で、男女比はだいたい7:3(女:男)くらいだ。

「特に活動といえる活動はふだんはないのですが、LUNA SEAのライブの際は集会のような形で会場に来れる人のみで集合しています。その際にみんなでLUNA SEAの魅力について語り合ったり、集合写真を撮ってLUNASEAが若い人にも人気があるということが伝わればいいなという思いでSNSに「#」をつけて写真をあげたりしています。ライブ以外ですと、LINEグループがあるため、LUNA SEAから発表があるたびにみんなで興奮を共有したり、気軽にLUNA SEAへの好きを語っていたりしています!」(TAKUYAさん)

(TAKUYAさん@TAKUYASLAVE0503提供)
(TAKUYAさん@TAKUYASLAVE0503提供)

それにしても、なぜ10代そこそこの彼らが今、LUNA SEAにハマっているのだろうか。LUNA SEAは確かに人気バンドだが、2000年に一度終幕(活動休止)しており、2010年にREBOOT(再始動)。REBOOT後のメディア露出は以前ほど多くないため、なかなか活動に触れる機会も少ないと思われる。

LUNA SEAとの出会い、ハマったきっかけなどについて、SLAVE学園の5人に聞いた。