人材こそが「子どものため」といえる施設の基盤

ーー取材方針も含めて、今後計画していることはありますか?

『それでも、親を愛する子供たち』より
『それでも、親を愛する子供たち』より
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今は、運営に携わっている児童養護施設で起きた諸々の問題の、後片付けと立て直しに取り組んでいる状況です。結局は「人」ですから。今は労働者の権利ばかりが主張されやすい時代ですが、人間に携わる仕事には、不確定要素しかないんです。何かあったときに、自分の都合や予定を飛ばしてでも向き合ってくれる人材をどれだけ集められるか。それこそが、真に「子どものため」といえる施設の基盤になるはずです。

これからも漫画で児童福祉をとりまく現状を周知させながら、同時進行で具体的な施策を進めていきます。

取材・文/森野広明