企業のPB商品は価格もカフェイン量もとびきり
続けて、企業のプライベートブランド(PB)として販売されるエナジードリンクを見ていこう。まずはイオンのPB「トップバリュ」から発売の「エナジーハンター」だ。
「今では『ZONe ENERGY』など当たり前になったボトルタイプのエナジードリンクの先駆者です。ボトルなので飲みやすいのが特徴ですが、カフェインが195mgも入っていることもポイント。価格も159円とリーズナブルでして、カフェインを一気に多めに摂取したい人におすすめです」
東京を含む関東圏で多く出店するドラッグストア「クリエイトエス・ディー」の販売する「サーフエナジードリンク」も特徴豊かだ。
「エナジードリンクの色といえば、黄色を連想するかもしれませんが、本品はなんと緑色! 甘酸っぱい味わいで、ケミカル感も薄く飲みやすい。
ところが、1本あたり200mgと先ほど紹介したエナジーハンターよりもカフェイン量が多くなっているのが驚き。パッケージと中身のギャップ、カフェイン量の多さなどたくさんの発見がある個性的なエナジードリンクです」
続いては、関東圏で店舗を構える「ベルク」の「BARK X」。
「凝った真っ黒なパッケージが特徴的。同PBの『BARK』シリーズにおける高カフェイン量Verの商品となっています。こちらも250mlの缶で200㎎のカフェイン量となっていますが、加えてアルギニンも1000㎎配合されているという活力あふれるエナジードリンクといえるでしょう。価格が100円台とリーズナブルなのも魅力です」
エナジードリンクにしては価格が安めの「Bark X」だが、関西のスーパーマーケットにはさらに破格の安さを実現したエナジードリンクがあるという。
それが「ラ・ムー」の「ゴールデンハンマー」である。
「なんと本品は、250ml缶で59円という日本トップクラスの安さになっています。しかもカフェイン80㎎、アルギニン300㎎とレッドブルとほぼ同じの配合量となっていまして、極めて高いコストパフォーマンスを実現したエナジードリンクなんです。まさにスーパーのPBらしい“安い”“お得”を体現した商品と評価できるでしょう」