A子さんは和久井容疑者に彼氏の存在を告げていた

集英社オンラインでは、今回の事件について過去5回にわたり詳報。#2では和久井容疑者の父親が取材に応じ、「(A子さんから)『本気で結婚したいなら車とかバイクを処分してお金にしてくれ』と言われ、お金を渡したあとに一方的に冷たくされた」と証言していた。

だが、18歳のころに名古屋のキャバクラ嬢としてデビューしたA子さんはその後に上京して銀座のキャバクラで働きだすと、同店でボーイとして勤務していた元夫のBさんと出会い、今からおよそ2年前に結婚。

そして経営者として2021年に上野の湯島エリアにガールズバーやキャバクラ「C」をオープンした。その後、同店を客として訪れるようになった和久井容疑者につきまとわれるようになり、知人女性に「ストーカー被害にあっていて怖い」と相談していたことが明らかになっている。

キャバクラ「C」でのA子さん(本人SNSより)
キャバクラ「C」でのA子さん(本人SNSより)
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そんななかで、今回取材に応じたのはA子さんの元夫Bさんの友人のDさんだ。DさんはA子さんが経営する店舗で働いていたこともあり、和久井容疑者との面識もあるという。
Dさんは「とにかく真実を報道してほしい。これではあまりにもA子とBがやりきれない」と肩を落とし、これまでの事件の経緯を話してくれた。

「A子と和久井が知りあったのは今から6、7年前で、きっかけはTWICEというアイドルグループの『推し活』でした。SNSを通じてオフ会をやることになり5、6人で会ったそうですが、そのなかの一人が和久井だったと聞いています。

その日は、A子が欲しい家電製品をみんなで見に行ったそうで、会計を済ませて配送先(自宅)の住所を記入していると、後ろから和久井が覗こうとしていたそうなんです。そのときは他のメンバーに注意されたので未遂に終わったみたいなんですけど『あの頃から違和感はあった』とA子は話していました。

当時、A子は銀座のキャバクラで働いていて、そこのボーイと付き合っていることは和久井にも伝えていました。だからといって、和久井がその店に来ることはなく、あくまで当時は趣味の友達という範囲内での付き合いだったと聞いています」

和久井容疑者(本人SNSより)
和久井容疑者(本人SNSより)

2021年4月にA子さんは独立し、22歳という若さで上野の湯島エリアにガールズバーをオープン。和久井容疑者が客として訪れるようになったのは、ちょうどこの頃だったという。

「A子が集客のためにSNSで告知したところ、『オープンするなら行くよ〜』と和久井から連絡がきたそうです。それから頻繁に店に来るようになり、店では『わくちん』の愛称で呼ばれていました。

その頃から和久井からの連絡はヒートアップしてきたそうで、閉店近い時間になると『今日、家まで送ろうか?』とLINEしてきたり、A子が出勤しない日も店を訪れて『アスカ(A子さんの源氏名)いる?』と聞いてきたり、『配達で店の前通ったよ~』としつこく連絡してくるようになったそうです」