64歳、藤原民子さんの人生のモットーは?

「とりあえずやってみる! ダメならやめればいい」 です。おしゃれでもなんでもやってみたら案外似合うものです。食わず嫌いでは人生楽しめません。でも、ずっとそういう考えだったわけでもないのです。

私は若い頃からずっと自己肯定感が低かったと思います。化粧品メーカーで美容部員として働いていた20代前半、人に恵まれていたこともあり、早いうちから重要な仕事を任せてもらっていました。ですが、その頃の私は期待されることに応えられないと、その仕事からも親からも逃げるように結婚を選びました。

38歳で離婚したのですが、今ではそれも後悔ではなく、いい経験と思えるようになりました。再就職してから目標をクリアしていった経験や、いい仲間との出会いなどで、どんどん人生を楽しもうと思えるようになりました。そして、思い切って退職し、モデルや新しいことにトライできたこともラッキーだったと思います。

生涯現役が私の目標。これからも自分の本当の気持ちを大切に、まだまだ前に進んでいくことが、自分らしいと思えるんです。

私はSNSをはじめて世界が広がりました。その恩返し的な意味でも、「歳を重ねるって素敵」と思ってもらえるような活動をしたいと思っています。

大きな夢は有名企業のCMに出ることと、海外でモデルの活動をすることです。言うだけはタダですから(笑)。でも、「モデルになりたい」と言うのも口に出してきて叶いました。言霊ってあると思うんです。 あとは、二拠点生活ですね。具体的には東京と沖縄。夢は大きく持っていたいです。

グレイヘアの移行時期にかけたパーマが今ではトレードマークになっている
グレイヘアの移行時期にかけたパーマが今ではトレードマークになっている
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『60歳からの生き方図鑑 いくつになっても「今がしあわせ」と言える女性でありたい』(グラフィック社)
百田 なつき
『60歳からの生き方図鑑 いくつになっても「今がしあわせ」と言える女性でありたい』(グラフィック社)
2024/4/8
2,310円(税込)
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 240ページ
ISBN: 4766138732

自分らしい生き方を見つけて輝いている60歳以上の女性51人をインタビュー。
人生100年時代を生き抜くヒントが見つかります。
目次:
PART1 60歳からは好きなことを仕事にする
PART2 60歳からの新たな挑戦
PART3 いくつになっても自分らしく働く
PART4 60歳からの自分らしい暮らし

60歳でモデルデビューをした女性、73歳で自分のお店を持った女性、
62歳で人生のパートナーに出会った女性、60歳をすぎてから上京した女性…
さまざまな女性が登場します。
彼女たちの生い立ちや経歴、考え方などから、年齢を言い訳にせず、いくつになっても輝き続けられる生き方が見えてきます。

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