Zに出入りする彼の周りの人がみんな刺青を入れていた
♯8で証言してくれた高校時代の同級生も「リョウケンは母子家庭で育ち、優しいお母さんに似て本人も優しい性格だった」と振り返っていた。それはクラブで出会った別の友人も感じていたという。
「お母さんのことをすごく大事にしていて、温泉旅行とかにも連れて行ったと話していました。自分は刺青だらけで温泉には入れないのにね。その刺青も周囲に見せびらかすようなことはなく、覗き込もうとすると『やめろよー』って照れながら隠していた。
『Z』に出入りする彼の周りの人がみんな刺青を入れていたので、影響されたのかもしれませんね。気前もよくて、女友達とで飲むときには『こういうときは男が払うもんだから』と女性に払わせないし、歌も超うまかった。
何度か彼のあの“プリウス”に乗ったことがあるんですけど、車のなかでコブクロの『赤い糸』を歌ってました。あとは好きだったのはHIPHOPとかですかね」
友人から見た平山容疑者は少年のようで、スマブラ(対戦型アクションゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズが大好きだったという。
「いきつけの店は『Z』くらいだし、そこ以外の友達とも会ったことあるけど、みんなフツーの人でしたね。今回の事件では結構な金額の報酬があったように報道されているので、お金への欲は人並み以上にあったのかもしれません。
ただ、私が最後に連絡を取ったのは今年の2月くらいでしたけど、それまでは金がないとかそういう雰囲気は一切ださなかったので、事件についてはただただ驚いています」
クラブで知り合った程度の飲み仲間とSNSで繋がった若者同士が、降って湧いたような大金に舞い上がったのか。いずれにしても取り返しのつかない凶悪な犯行に自ら飛び込んでいった平山容疑者に同情の余地はない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班