選挙妨害に思うこと
――2019年7月の参議院選挙で当選し、任期をまだ1年残しながら議員バッジを返上して、今回無所属での出馬となりました。前回は立憲民主党公認での出馬でしたが、前回と比較してどんな違いを感じていますか?
須藤元気(以下同) 出馬に関するお金が全部自腹なのが大きいです。現時点で1700万円かかっており、供託金などは戻ってくる可能性もありますが、それでも約1000万円は必要になります。
――金銭的な負担はしんどいですね。
ボランティアが少ないことにも頭を抱えています。ポスター貼りやメディア対応などはボランティアベースでやっているため、ボランティア不足は選挙活動にとって大きな痛手です。だからこそ、今ボランティアとして参加してくれている人たちには感謝しかありません。
――現在、東京15区では“選挙妨害”に話題を奪われている印象です。お金やボランティア数だけではなく、“対戦相手”である他の候補者も悩みの種になっているのでは?
法律に抵触するような選挙活動は取り締まるべきです。ただ、先日ネット討論会に出席して、他の候補者といろいろ話したのですが、みんな「この国を、この街をなんとかよくしたい」と気持ちは共通していると感じました。なのでいろいろありますが、「このメンバーで戦えてうれしい」と素直に思っており、悩みの種にはなっていません。
――須藤さんを批判する記事も見られますが、こうしたネガティブキャンペーンも気になりそうですが。
正直、批判的な記事は少ない印象です。“悪名は無名に勝る”ということなのか、同じ東京15区の候補者・乙武洋匡さんの批判記事が多くて嫉妬しています(笑)。悪名としてディスってもらって構わないので、もうちょっと記事を書いてほしいです。