タバコの購入が生涯禁止となる衝撃!
イギリスで、新たなタバコ規制法案が成立しようとしている。昨年、スナク政権は2009年以降に生まれた人が生涯、紙巻タバコを買えなくなる法案を打ち出し、4月16日にイギリス議会下院で可決された。
現在、イギリスでは18歳以上がタバコを購入することができるのだが、2027年からは購入できる年齢を毎年1歳ずつ引き上げていく。これによって実質、2009年以降に生まれた人は生涯、紙巻タバコを買えなくなるというわけだ。この法案が通った背景には、がんなどの病気を引き起こすと言われているタバコを規制することで、医療費の削減を目指すことがある。
世界的に見ても、かなり厳しいタバコ規制法案を打ち出したイギリスだが、現状のタバコの規制については、日本よりもかなり緩いという。イギリスに留学中の男性は、「イギリスのタバコ事情は日本と大違いです」と明かす。
「日本では禁止されていますが、イギリスではとにかく歩きタバコが多い。そこら中で吸っているので、街がタバコの臭いで充満していると感じることもあります。建物の中では吸えないので、その分、外で吸いまくっているという印象です。一応、路上に灰皿があったり、タバコを捨てられるゴミ箱が設置されているので、ポイ捨て対策はしていますが、あまり効果なく、そこら中に吸い殻が捨てられている。
一方で、タバコの料金が日本よりも圧倒的に高く、こちらだと日本円で1箱2000円くらい。なので、お金のない大学生や一般庶民は、自分で葉っぱを巻いて吸っています。今回の法案はタバコを吸えなくなるのではなく、購入できなくなるだけみたいなので、もともとタバコを箱で購入していない若者に向けて禁止法案を打ち出しても、あまり効果がないのではないでしょうか」(イギリス在住の留学生)
確かに、国外からの旅行者などのSNSを見ても、イギリスのタバコ事情については驚く声が散見され、〈イギリスはいい国だった。人も交通もサービスもいい。歩きタバコ多いのだけ嫌〉〈イギリス楽しいけど、歩きタバコ多いのが難点〉〈イギリスの若者とか学生、普通に喫煙率日本より高いと思うよ、キャンパスのそこら中でみんな吸ってたし、寮の玄関とかでもよくタバコ集団見かけた〉〈イギリス行ったとき、そこらへんでしゃがんでタバコ吸ってたらひたすらクレ〜って老若男女に言われた〉〈イギリスはいいぞータバコはそこら辺で吸えるし灰皿は路上のゴミ箱の上にあるし、そもそもそこに捨てる人よりも道端に捨てる人が8割〉といったコメントがあがっている。