中国人による近隣トラブルも
しかし、それにより起こる近隣トラブルもある。この女性も同じ団地に住む中国人のマナーの悪さに頭を悩ませているという。
「ここの5階も借り上げ社宅のように使われていて、そこに20代の中国人男性が3人くらいで住んでるみたいなんですけど、団地の階段に平気でタバコの吸い殻を捨てていきますし、5階の窓からタバコを放り投げているのを見たこともあります。
ゴミの分別もアバウトで前日の夜に出すことも多いから、朝、ゴミ捨て場にカラスが群がっていたこともありました」
最近は中国語も表記された「タバコのポイ捨て禁止」の張り紙が張られたことで、ポイ捨てこそ減ったが、騒音トラブルは尽きないそうだ。
「彼らは声が大きい人も多いから、夜中会話していると団地中に響き渡って眠れない日もあります。
朝早く顔を合わせて挨拶すれば、日本語がわからなくてもペコリと会釈もしてくれるから別に嫌な感じはしませんが、声のボリュームには少し気を遣ってくれるとうれしいですね」
竹ノ塚エリアの別の団地に住む60代の男性も、中国人ファミリーの行動に眉をひそめる。
「夏になると、団地の中の公園で夜中まで中国人の子どもが大声を出して遊んでるんですよ。母親らしき人もママ友と中国語でおしゃべりしてて止めようとしない。
さすがにマナー違反だと思うけど、中国では当たり前なのかな。言葉がわからないから誰も注意できないのが現状です」
一方、「この地域は日本人のマナーだって褒められたもんじゃない」と話すのは竹ノ塚駅近くの団地に住む50代男性だ。
「自分は子どものころから竹ノ塚に住んでいるけど、路上喫煙したりポイ捨てしたり、日本人にもマナーが悪い人が多い。
駅前の繁華街は叫んだりケンカしてる連中もよく見かけるし、そのあたりは『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で紹介されたとおりだよ。
ここら辺の団地は高齢者ばかりだから、中国の若い人たちに住んでもらえて活気が増しただけいいと思うんだけどね」
中国の景気低迷もあいまって、竹ノ塚のリトルチャイナ化はまだまだ拡大していきそうだ。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班