圧倒的に人気な「逆ハー」という設定

作品のストーリーのほうに目を向けるとどうだろうか。

「最近では男女が1対1の恋愛系作品よりも、ひとりの女の子が複数の男の子に囲まれる『逆ハー(逆ハーレム)」作品が強いですね。男子が4~5人登場し、その巻によってスポットの当たるキャラが替わっていくので、その中から読者が自分の好きなキャラを探していく楽しみがあるのではないでしょうか? それが人気の秘訣だと思います」(鈴木編集長)

ひとりの女子が複数の男子に囲まれる逆ハー設定が人気
ひとりの女子が複数の男子に囲まれる逆ハー設定が人気

「キャラ設定を考える際にはアイドルをプロデュースするような気持ちで作家さんに作り込んでいただいています。ジャニーズやKPOPグループなど現実のアイドルもそれぞれのキャラクター性が多様になっているので、とても参考になっています」(岩井副編集長)

「ただストーリーはというと、今の少女マンガは付き合ってからの話も多かったりしますが、児童文庫では恋だと気付かないまま男女がだんだん仲良くなっていって付き合うまでをしっかり描くという、古き良き少女マンガの世界観が生きている印象です」(鈴木編集長)

恋愛描写は基本的にはキス未満までで、よほどのことがなければキスもしない。両思いになることが物語のゴールという作品が多いという。