才能ある人たちと一緒に仕事をすることが目標

──西島さんのやりたいこととは?

監督、脚本家、プロデューサー、俳優、スタッフを含めて、才能ある人たちと一緒に仕事をして、いい作品を作ることが僕のいちばんの目標です。「どうやってこんな映画を作っているんだろう?」「どうしてこんな発想ができるんだろう?」と思う人はたくさんいて。

そういう方たちと一緒に仕事をすることで、まったく新しい視点で世界を見たいんです。チャンスが増えている現状はすごく光栄なことだと思っています。

「僕が3歳のころのすべてにおいて、娘はポテンシャルが上回っている」DAIGOが大切にする娘と語らうベランダの時間と妻・北川景子とのプレゼント交換_4

──昨年はハリウッドのエージェントと契約されました。今後は海外に拠点を移すことも考えているのでしょうか?

いえ、正直、今と別に変わらないです。エージェントとは契約しましたけど、お話をいただく間口が広がったというだけ。最近まで事務所のホームページもなかったくらいで、僕は決して広い間口で仕事をしてきたわけではないんです。その間口が少しでも広がって、いろんな人と仕事ができるチャンスが増えるのであれば、すごくありがたいことだと思います。

──チームで仕事をする上で、心がけていることは?

精神的にも肉体的にも健康な状態で、いい意味で自由に自分を表現できる状況が理想だと思うので、そこを大事にしたいですね。

いい現場の例としてわかりやすいのは、若い子たちが楽しそうにしている現場。だから「大丈夫?」「寝てる?」とかすごく聞くし、眠れていないなら、環境を改善するために動いていきたくて。

単純に嫌なんですよね。誰かがすごく苦しい思いをしていたり、誰かがすべてを背負っていたり、上の人たちが楽しそうで若い人たちがヘロヘロになっている現場が。それは誰かが不当に搾取しているということだし、僕の好みではありません。かつてはそういう現場も多く経験してきたけれど、いい作品にするために、自分の手の届く範囲でできることをしていきたいと思っています。