「春のパンまつり」期間中に起きた悲劇
山崎製パンでは2月1日より恒例の「春のパンまつり」が開催されており、事故はイベント期間中に起きてしまった。求人情報サイトによると、山崎製パン千葉工場のアルバイトは時給1,100〜1,375円で、朝9時から翌5時までの間で1日2時間から勤務でき、日払い制や単発、短期でのアルバイトも受け入れているという。
また、仕事内容は山崎製パンのパンやケーキ、和洋菓子を作る補助の仕事として主にライン作業を任され、具体例としてパンやケーキの製造、流れてくる製品のトッピング、天板やケースの出し入れ、箱詰め、仕分けがあげられている。
事故の報道を受け、ネット掲示板やSNS上では山崎製パンの工場で勤務経験があるとみられる人々から「コンベヤーのスピードが速い」「60代の女性がここで働くのはキツい」などの声が多く書き込まれ、地元紙「千葉日報」もこうしたネットの声を紹介していた。
事故に遭った女性は60代ながら無理をして勤務していたのだろうか。同工場に勤める被害者と同年代の女性はこう答えた。
「この工場ではこれまで機械関連の事故がまったくなかったので驚いてます。工場は敷地がかなり広く、製品の数に合わせて担当グループも多い。事故に遭われた方と直接お会いしたことはありませんが、今はアルバイトですが、この工場ではもう20年近く働いてるベテランさんだったみたいですよ。
どこの機械でどのように事故に遭われたかは、説明されてないので詳しいことはわかりません。ただ私が担当しているコンベヤーは確かに速いかもしれないですけど、年配者や未経験の学生さんでも問題なく仕事できている速さです。私もまだ数年ですけど、コンベヤーの速さで困ったことはありません」