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下着の組み合わせが気に入らず自宅に放火した志保容疑者

志保容疑者は2019年3月、夫婦げんかをこじらせ自宅マンションのベランダに放火して逮捕され、かねて動向を注視していた東京都児童相談センターが3人の子どもの保護を決定した。その夫婦げんかの原因は驚くほど些細なことだったという。夫婦の知人がこう証言する。

「あの一家は頻繁に『M』というスパランドに出かけていたのですが、その際に健一が志保のために用意してあげた下着の組み合わせが気に入らないと怒り出したのが原因ですよ。

志保は激昂のあまり、鍋に割り箸を組み上げて油を張って点火し、さらにその上に洋服を吊るしていた。結果的にボヤで済んだので不起訴処分にはなりましたが、当然警察も動きましたよ」

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志保容疑者(撮影/集英社オンライン)
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なんとも迷惑な話だが、そもそも頻繁にスパを利用していたのも、この夫婦の自堕落ぶりを象徴するような理由だった。知人が続ける。

「自宅の浴槽が壊れていて、それを一向に修理する気配も見せないんですよ。志保だけじゃなく健一もそもそもズボラで、時間にもルーズだし、2人とも子育てができるようなタイプではなかったと思います。子どもを可愛がっていたという話もありますが、それ以前に部屋の片付けも自分でできないわけですから。

部屋はゴミ屋敷のようになっていて、エレベーター前にもガラクタのような物が積み上げられていました。夫婦揃って家事も子育てもしないし、健一は志保に支配されているようなフシがありました」

ゴミ屋敷だった細谷家(知人提供)
ゴミ屋敷だった細谷家(知人提供)

知人は健一容疑者とは仕事上の付き合いもあり、細谷夫婦の「異常な関係性」を熟知していた。

「健一自身、ふだんは仕事についてもいっぱしの話をするんですが、最終的な判断は『志保に聞いてみないと』とよく言っていました。その志保の“判断”も、昨日と今日ではガラッと変わるようなことがよくあったそうです。私も志保と会ったことはありますが、周囲から“ヤバい奴だ“という話を聞いていましたから関わりたくなかった。

放火騒ぎだけじゃなく、ふだんから夜中にドタバタ音をたてたり、大きな奇声を発してはマンションの住民から苦情が出ていたようです。さすがに放火騒ぎのあとは健一も離婚を考えたと聞いていたけど、結局別れられなかったんでしょうね」