現在も人工呼吸器を装着した植物状態の叔母

宮本容疑者の父は2020年6月末、当時一人で住んでいた京都市内のマンションの一室で冷たくなって見つかった。死因は虚血性心疾患。それからひと月も経たないうちに、その妹である叔母が突然倒れ、病院に緊急搬送されたが、意識不明の重体に陥った。叔母は大脳の一部を損傷しており高血圧脳症と診断され、現在も人工呼吸器を装着した植物状態が続いている。大阪府警は病院から任意提出を受けた吐瀉物などの検体を鑑定し、タリウムの成分を検出したとみられる。

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宮本一希容疑者(フェイスブックより)
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「宮本家は京都市左京区の比叡山麓の約250坪の敷地に3棟の邸宅を擁し、そこに一族が住んでいました。しかし還暦を過ぎた父が『もっと街中で暮らしたい』と漏らすようになり、兄思いの叔母が2018年に鴨川沿いに中古のワンルームマンションを購入、悠々自適の老後を送っていた。叔母の方は不動産業だけでなく、茶道裏千家の指導者としても知られ、水泳やトライアスロンの大会に参加するほどのスポーツウーマンでもあった。叔母はさしたる持病があるわけでもなく、突然、植物人間になるいわれがない」(社会部デスク)

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宮本容疑者の実家(撮影・集英社オンライン)