「洗濯も炊事も掃除もまったくやらない」
しかし、外面のよさとは裏腹に、志保容疑者は子育てには関心を示していなかったようだ。
「これはYさんから聞いた話なんだけど、どうやらケンちゃんの奥さんってネグレクトしてたそうなの。ふだんは家でゴロゴロしてるだけで、洗濯も炊事も掃除もまったくやらない。
だからケンちゃんが子どもを幼稚園に連れていくしかなくて、ご飯も食べさせないといけないしで大変だって聞いてました。それこそYさんが手伝いに行くことも多かったそうで、奥さんとの関係もよくなかったみたい。
お店でいわゆる『太客』と『従業員』として意気投合した2人が結婚したいと報告したとき、Iさんは『ふざけんな!』って大激怒したけど、Yさんは『自分たちが一緒になりたいって思ったなら仕方ない』って感じで理解があったんですけどね。でも、あまりのネグレクトぶりに嫌気が差しちゃったんじゃないかしらね」
志保容疑者は結婚当初は初々しく、親族からも好印象だったという。
「今から12~13年くらい前かな。『隅田川花火大会』を見るために、ケンちゃんの実家のマンションの屋上に行ったときに奥さんと初めて会ったんですけど、いわゆる『水商売っぽさ』はあまり感じませんでした。なにを話したかは思い出せないけど、言葉づかいも丁寧だし、素朴で可愛い子でしたよ。
でも、奥さんはかなり精神的に不安定なところがあるみたいで、いきなりわめきだしたり、ガラスのコップを投げつけたりするってYさんも愚痴をこぼしていた。だからふだんは、健ちゃんが全部の家事とかお子さんの面倒を見ていたそうで、奥さんが精神的に調子が悪い日は、まったく起き上がらないから、コンビニでお弁当を買って食べさせてるとも言ってたね」
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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