防犯カメラには別の人物がゴミを捨てる様子が映されていた
亡くなった高橋さんは墨田区内で老舗“会員制バー”のオーナーだったという。
「店は20人くらい入ればいっぱいになる小さな店でカウンターは5席、気立てのいいオーナーで全国からファンが集まっていて常連客が多かった」(近隣店舗関係者)
今回の事件には、このバーの常連客も肩を落とした。
「被害者とは家族ぐるみの付き合いがあったから、ただただ殺されたことがショックです。モラレスは長男の元彼女らしいが、その彼女と住むために今の家を買ったと聞いていた。何かとお金は工面していたようだ。彼女(モラレス容疑者)を店で見たことは一度もありません」
また、モラレス容疑者と交際していたという長男はおとなしい印象だったという。
「息子さんは黒髪を真ん中分けにしてメガネをかけた本当に真面目そうな子で、マンションの駐車場でしょっちゅう車をいじっていました。亡くなったご夫婦もとても仲のよさそうな一家でしたし、見た目はヤンキーっぽいところもありましたが、話すと人当たりもよかったし、普通の人たちだったので、誰かに恨まれる感じは全然受けませんでしたけどね……。
私が知る限りはこのマンションにフィリピンの女性が尋ねてきたことはなかったし、高橋さんたちと一緒にいるのを見かけたことはありませんでした。交際期間も短かったのではないでしょうか」
モラレス容疑者も都内で水商売をしていたようだ。社会部記者が補足する。
「亡くなった奥さんは『モラレスはすぐに長男に金を要求していた』『長男はモラレスと結婚を考えていたが、あの子は信用できない』と愚痴をこぼしており、長男には借金もあった。モラレス容疑者の自宅近くの防犯カメラには、モラレス容疑者とは別の人物がゴミを捨てる様子が映されており、ゴミからは血のついた衣服が見つかった。二人の遺体を女性一人で床下に運ぶのは困難とみられ、共犯がいた可能性もあり、警察は行方を追っている」
事件の早期解決を願う。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班