風俗とYouTubeにおけるリピートは愛
──(笑)。風俗店の経営といい、YouTubeといい、やることすべて軌道に乗るんですね。YouTubeは風俗店の経営より向いてそうですか?
メンバーも現役風俗嬢を条件にしてるので入れ替わりが激しいのがつらいとこですが、風俗店を経営していたころとは違って、メンバーや編集者を合わせても数人規模の事業なので、メンタルを安定させながら継続することができています。それに、YouTubeは人生のことをなんでもネタにできるので、気が楽ですね。
──人生をネタにしないと、つらいんですか?
はい。自分の人生をネタにして話す機会がないと、無駄なことを抱えてしまっている感じがします。YouTubeをやっていると、人生がしっかり消化されてる感じがしますね。
──YouTubeをやる前は、どうやって人生を消化させていたのでしょうか?
YouTubeをやる前も、風俗のお客さんに自分のことを話すことで人生を消化させていました。
YouTubeのチャンネル名が『ホンクレch -本指になってくれますか?-』なんですけど、風俗における「本指名」も、YouTubeにおける動画の「再生」も、どちらも英語にすると「リピート(repeat)」で、チャンネル名にはその2つの意味が込められているんです。私はとにかく自分の人生をリピートされるのが好きなんです。リピートって愛ですからね。
──なるほど。YouTuberとしても風俗嬢としてもリピートをされ続けた結果、全国No.1へ上りつめたということなんですね。全国No.1になれたことは、やはりうれしいことでしょうか?
全国No.1の肩書きはあったら便利だなとは思っていたので、素直にうれしいです。でも、それよりも全国No.1になってから「11年前に浜松で指名した〇〇です」「7年前に池袋で指名した◇◇です」「5年前に愛知で指名した△△です」みたいに、過去に遊んだことのあるお客さんから連絡がたくさん届いたのが、なによりもうれしかったですね。
──お金や名声よりも、関係性への欲が一番強いんですね。
そうですね。お金は食べていける分だけあればいいと思ってます。