「同棲していた彼女にも2回中絶させたことがある」

恋人として距離感を縮めていった2人だったが、皮肉にも曾我容疑者のライブ配信が成長するにつれて、関係がギクシャクし始めた。

「彼は最初に始めた『ポコチャ』という配信アプリではうまくいかず、『ピゴライブ』で活動するようになってから人気配信者になり、稼げるようになりました。そうすると本業のラーメン店のほうもおろそかになり、私とのやり取りも、ライブ配信の今後の方針を話し合う、みたいなビジネスライクな感じになっていきました。私は彼に振り向いてもらいたくて、ライブ配信の投げ銭に総額150万円もつぎ込み、愛をお金で買っているような気分になり、お互いの気持ちが離れていくのを感じました」

そして、決定的な出来事があった。

ズボンを脱ごうとする曾我容疑者(知人提供)
ズボンを脱ごうとする曾我容疑者(知人提供)

「私が妊娠したかもしれないと相談を持ちかけたとき『もちろん、堕ろしてくれるよね? 俺には夢があるし、まだ若いから子育てでつぶされたくないよ』と言われました。このとき、『大阪時代に同棲していた彼女にも2回中絶させたことがある』と自分から言い出して、鳥肌が立ったのを覚えています」

我に返って冷静になった女性は配信アプリを含めた全てのSNSを断ち、曾根容疑者との関係に終止符を打った。ラーメン店を辞めた曾根容疑者は、岐阜を離れて名古屋に転居、趣味と実益を兼ねた「女性用風俗」に商売替えをする。同僚が当時を振り返る。

「曾我とは3カ月程度でしたが、同じ店で働いていました。いわゆる“女風”と呼ばれる業態で『H』という全国展開しているグループです」

配信者としても活動していた(本人SNSより)
配信者としても活動していた(本人SNSより)

胃のバイパス手術で巨漢から優男に変身、最初に在籍した「女風」はいわゆる出張ホストだったようだ。同僚が続けた。

「やつが入ってきた正確な時期はうろ覚えなのですが、数年前くらいだったと思います。ウチのスタッフは『セラピスト』という呼称で女性の自宅やホテルに呼ばれたり、待ち合わせて一緒にホテルに入ることもあります。プレイ内容としては最初はアロママッサージを行います。簡単に言えば性感マッサージですね。その後はすべての前戯を行います。指入れもするし、要求されれば局部を舐めたり、本番以外は何でもしますよ。料金は時間によって違いますが、おおむね10000円から25000円です」