泥酔ふたり組のホストがフル電動自転車にまたがり…
さらに取材を進めていると、大通り沿いで口論になっている男女を発見した。「なんで私の名前間違えたん?」と激怒する女性に対して、「いや、本当にごめんって」と男性はひたすら謝っている。どうやらホストクラブの営業中に、女性の名前を間違えて呼んでしまったようだ。
ふたりの口論が終わることはなく、激怒しながらタクシーに乗り込んだ女性に向かい、男性は「本当にすみませんでした!」と深々と頭を下げていたのだった。
「姫の名前を間違えるなんてホスト失格ですね。最近は、売掛が社会問題となったことで、客は担当ホストからの信用がないとなかなか売掛させてもらえません。あるホス狂の友達も『最近は半分入金しないと掛け(売掛)できない……』と嘆いていたくらいです。だから、最近の客はちゃんと現金で払ってホストで遊ぶ子が増えている。それなのに、名前を間違えられるなんて姫もショックだったでしょうね」(同)
時刻は朝の5時すぎ。まだ夜明け前にもかかわらず、アフター終わりと思わしき男女や、泥酔したホストらしき男性が路上に出てきた。担当ホストに後ろから抱きつく女性もいて、「クリスマスも絶対一緒にいようね~」などと楽しそうに話している。
路上で談笑しているグループの中には、「担当が~、担当が~」と駄々をこねて男性にキスをおねだりしている女性の姿も。どちらも足元がおぼつかないほど泥酔していたが、そのうちのふたりの男性がフル電動自転車にまたがり、そのままふたり乗りでどこかに消えていったのだった。
実質的に売掛制度のラストイヤーとなることが予想される今年のクリスマス。新宿区の吉住健一区長は19日、「自分のお小遣いで遊べない人は歌舞伎町に来ないで」と注意を呼びかけたが、果たして当日はどうなるのか。
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集英社オンライン編集部ニュース班