6.ホテル天王寺ホワイト(大阪府大阪市)
次に紹介するのは、大阪の天王寺駅から徒歩4分というアクセス抜群な立地の昭和ラブホ。
「昭和ラブホは電車や徒歩だと行きづらい場所にあることが多いですが、こちらはアクセスがよく、四天王寺の初詣にも行きやすそうですね。このホテル最大の魅力は、屋上にお部屋があること。屋上に泊まれるラブホテルは、全国的に見てもここだけじゃないかなと思います」
「お部屋は和室で、結構広めです。謎の置物が良い味を出していますね。ベッドの横にはコンドームの自販機が設置されていたり、テーブルの上にはホテルのロゴが入ったレトロなマッチが置かれていたり。昭和ラブホ感満載です」
住所:大阪府大阪市天王寺区 茶臼山町3-24
電話番号:06-6771-0326
7.ウェゴ ブティック ホテル 大直館 (薇閣精品旅館大直館。台湾 中山区台北)
年末年始は海外に行く人も多いだろう。日本から4時間ほどで行ける台湾には、日本のラブホテルを参考に作られた高級ラブホテルがあるらしい。
「海外には日本のラブホテル文化が数多く輸出されており、このホテルもそのひとつ。お部屋には、昭和ラブホによくあるメリーゴーランドが設置されています。ガラス玉の照明もかわいいですよね! ちなみにお馬さんは回転はしないのですが、左右には動いてくれますよ(笑)」
「台湾では高級ホテルの部類というだけあって、お部屋もスイートルーム並みの広さがあります。カップルだけではなく、家族連れもたくさん訪れるようですよ。普通のホテルと同様、朝食会場があったのも印象的でした」
住所:台湾 中山区台北 中山區敬業三路11號
電話番号:+886 2 8502 7000
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最後に、ゆなな氏は昭和ラブホについて「気になったらすぐに足を運んでほしい」と力説する。
「施設の維持費、オーナーさんの高齢化、後継ぎ問題などが相まって、取り壊しになってしまう昭和ラブホが後を絶ちません。自著『回転ベッドを追いかけて』で紹介した昭和ラブホも、すでに3軒ほど閉業になってしまいました。昭和ラブホに興味を持ってくれたら、ぜひ1日でも早く遊びに行ってもらいたいです」
取材・文/渡辺ありさ 写真提供/ゆなな