『ビー・バップ・ハイスクール』を読んで優等生が一変
「自粛中は唯一昭和アイドルになりきるのが楽しみ笑」
新型コロナによって多くの日本人が自粛生活を強いられていた2020年4月、当時19歳の阪田マリンさんは、上記の文言とともにダンス動画を投稿すると190万回再生されるなど大バズリ。
かつて日本中にみなぎっていた“昭和パワー”で、令和のTwitterユーザーたちに笑顔をもたらした。
自粛中は唯一昭和アイドルになりきるのが楽しみ笑 pic.twitter.com/4tq89b1UGc
— 阪田マリン (@marin_syowasuki) April 15, 2020
昨今、若い女性の間で昭和のレトロカルチャーが密かなブームとなっているが、その先頭に立つひとりが阪田マリンさん。令和時代に“ネオ昭和”という新たな解釈を掲げ、温故知新なファッションとライフスタイルを日々発信している。
彼女が昭和にハマるきっかけに出会ったのは中学2年のころ。
「おばあちゃん家にレコードプレーヤーが置いてあって、それでチェッカーズさんの『Song for U.S.A.』という曲を聞いたときに『アナログの音ってこんなにいいんだ』って心がグッとなったんです。
おばあちゃんに教えてもらうまでレコードに針を落として聞くってことも知らなかったんですけどね(笑)」
そこから昭和文化にのめり込んだマリンさん。当初はアイドルなどの昭和歌謡を中心に楽しんでいたが、高校2年時に『ビー・バップ・ハイスクール』と『湘南爆走族』の漫画を読んだことで、中学時代は学級委員、高校でも特進クラスに在籍する優等生だった彼女は豹変する。